朝晩が冷える季節ですが、“冷え”対策はしていますか?
寒さがつらく感じるだけでなく、放っておくと手足のしびれや肩こり、腰痛、むくみなど様々なトラブルを引き起こします。
“冷え”が起こる原因として大きなものは、血行不良です。
体温を保つために、体の中では熱が作られています。ほとんどが筋肉で作られており、それが血流によって全身へ運ばれて体が温まります。
そのため、動脈硬化や寒さに対する血管収縮の過敏反応による「血管の状態」と、自律神経調節不良や体温調節機能の低下による「神経の状態」がよくないと血行が悪くなり冷えやすくなってしまいます。
血行を良くするために、4つのポイントがあります。
1 運動をする
自律神経の働きを整えたり、血管の柔軟性を回復させたりする効果があります。少しの時間でも良いので、出来るだけ毎日継続しましょう。
2 栄養をとる
熱を生み出すたんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素と、これらをエネルギーに換えるビタミン、ミネラルをバランス良く摂るようにしましょう。
3 体を温める
冷えた手足だけでなく、体の胴体を温めます。胴体の温度(深部温)を上昇させると、熱を放出させる調節機能が働き、手足末端の血管が拡張することで、血流が増えて体が温まります。
4 お薬を利用する
例えば、ビタミンEは更年期による冷えを改善し、全身の血流を良くします。生姜(生薬)は体の冷えを取り除き、血行を良くする効果があります。他にも、冷えに効果のある八味地黄丸や当帰芍薬散などの漢方薬があります。薬剤師や登録販売者に相談して、自分に合ったものを利用しましょう。
おわりに
風邪・花粉症・ぜんそく・体の痛み・胃腸障害等も、“冷え”が原因となる場合があります。
自分の生活に取り入れやすいことから少しずつ取り組んで、寒さ知らずの冬を過ごしましょう。
日邦薬品から引用
<本店・TK>
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