皆さんこんにちは。
少しずつ涼しくなっていますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、最近、お子さんの野菜嫌いに悩んでいるという話をよく耳にします。
野菜には、たくさんのビタミンや食物繊維が含まれています。
特にビタミンは、五大栄養素の一つであり人間にとってとても大切なものです。
(五大栄養素・・・糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)
ビタミンは、糖質、脂質、たんぱく質などの栄養素を助け、身体の調子を整える重要な役割を担っています
そこで、今回は、ビタミンについて整理してみたいと思います。
脂溶性ビタミン(4種類)
脂溶性ビタミンは、油で調理すると吸収されやすくなります。
また、過剰に摂取すると過剰症を引き起こすことがあるので、注意が必要です。
種類 | 作用 | 欠乏症 | 多い食材(例) |
ビタミンA |
眼の健康 粘膜・皮膚の免疫力維持 がんの予防 |
夜盲症 皮膚の免疫力の低下による感染症 子供の成長障害(歯、骨) |
鶏レバー 豚レバー あんこう(肝) モロヘイヤ(ゆで) ニンジン(皮むき・ゆで) ほうれん草(ゆで) 春菊(ゆで) 西洋かぼちゃ(ゆで) |
ビタミンD |
カルシウムの吸収をサポート カルシウムの血中濃度の維持 |
くる病(子供) 骨軟化症、骨粗しょう症(大人) |
あんこう(肝) くろかじき(生) いわし丸干し かわはぎ |
ビタミンE |
抗酸化作用(老化を抑える) 血行の促進 |
溶血性貧血 運動機能の低下 整理痛、冷え性 |
アーモンド うなぎ蒲焼 ヒマワリ油 落花生 へーゼルナッツ |
ビタミンK |
骨の形成や血液の凝固をサポート |
骨粗しょう症 血液の凝固不足 新生児の出血性疾患 |
納豆 モロヘイヤ アシタバ オカヒジキ ほうれん草 春菊 |
水溶性ビタミン(9種類)
水溶性ビタミンは、過剰分はすぐに排出されるため、脂溶性ビタミンのような過剰摂取の心配はありません。
一方で、こまめに摂取することが必要です。
また、長時間の加熱や長時間の水洗いで失われることがあります。
種類 | 作用 | 欠乏症 | 多い食材(例) |
ビタミンB1 |
精神機能の維持 糖質の代謝をサポート |
反射神経の異常 ウェルニッケ脳症 心臓肥大 手足のしびれ、脚気 |
胚芽米 豚肉 たらこ ドライイースト |
ビタミンB2 |
抗酸化作用(過酸化脂質の分解) 脂質の代謝をサポート |
口唇炎、口角炎、皮膚炎 子供の成長障害 |
納豆 卵、乳製品 レバー うなぎ |
ビタミンB6 |
たんぱく質の代謝をサポート 神経物質の合成 |
皮膚炎 貧血 免疫力の低下 湿疹 |
まぐろ、かつお バナナ レバー |
ビタミンB12 |
赤血球の合成をサポート 神経伝達をスムーズにする 正常な睡眠 |
悪性貧血 神経系統の障害 倦怠感、疲労感 |
レバー 牛肉 かき(海) |
ナイアシン (ニコチン酸) |
糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポートアルコールの分解 |
皮膚炎、口舌炎 胃腸炎 神経障害 ペラグラ |
たらこ(生) まぐろ めんたいこ かつお いわし丸干し 豚レバー、牛レバー 鶏肉 |
葉酸 | 赤血球や脂肪の合成をサポート |
悪性貧血(巨赤芽球貧血) 脊髄の異常 |
焼きのり、味付けのり 鶏レバー、牛レバー、豚レバー うなぎ(きも) きな粉、大豆 |
パントテン酸 |
糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポート 免疫抗体の合成をサポート |
副腎機能の異常 手や足の感覚異常・痛み めまい |
かたくちいわし 抹茶 すけとうだら まいたけ 唐辛子 納豆 茶 |
ビオチン |
糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポート 健康な皮膚や髪を維持 |
脱毛・皮膚炎 倦怠感、食欲不振 |
まがれい あさり ししゃも たらこ まいわし |
ビタミンC (アスコルビン酸) |
コラーゲンの合成をサポート 抗酸化作用で老化やがんを抑える |
皮膚下や歯茎からの出血、壊血病 骨の成長不全 |
赤・黄ピーマン ゆず(果皮) アセロラジュース パセリ 芽キャベツ レモン(全果、果汁) ハム かぶ 煎茶の茶葉 焼き海苔、味付け海苔 |
おわりに
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期になりました。
バランス良い食事に気をつけてくださいね。
気になることがあれば、ぜひ当店にご相談ください。
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