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ハチの巣について

 球磨地方も先日梅雨入りをしましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今年は梅雨入りがとても早いですが、梅雨ならではの雨の風景も楽しみたいものです。

 

さて、先週、ピーチ店に咲く「つるバラ」の花がら摘みをしたところ、枝の間にハチの巣を見つけました。おそらく、昨年も店の軒下に巣を作ろうとしたアシナガバチの巣のようです。

1匹で一生懸命に巣を作っていましたが、出入り口の近くで誰かが刺されてしまう危険もあると思い、専用のスプレーを使って駆除し、作りかけの巣は処分しました。

 

皆さまも同じような経験がありませんか?

 

初期の駆除が有効

 ハチは、軒下や玄関、ベランダなど、毎年同じようなところに巣を作ろうとする性質があるといわれています。特に4月から6月にかけては、女王バチが単独で巣作りをする初期の段階であるため、この時期に発見し駆除しておくことで、刺されるリスクを減らすことができます。

 

ハチの巣を発見したら

巣を発見した場合は、ハチの活動が弱まる日没後から明け方までの時間帯に、刺されないように防護し、ハチ駆除専用のスプレーを使って駆除することをおすすめします。ただし、巣が大きい場合や、自分では手に負えない場合などには、専門の業者に依頼するのが良いでしょう。

 

 

ハチの巣は予防できる?

巣作りの予防には、ハチ専用のスプレーを、軒下や玄関、ベランダなどにあらかじめ噴霧すると効果があるといわれています。毎年ハチの巣ができてお悩みのご家庭は予防をされてみてはいかがでしょうか。

 

 

ハチは害虫?

厚生労働省の統計によると、ハチに刺されてアナフィラキシーショックを起こし、亡くなられる方が毎年10~30人ほどいるようですが、一方で、ハチは、人間にとって必ずしも害虫というわけではありません。ミツバチの蜂蜜を健康食品として活用する場合もありますし、球磨地方では、栄養源として「はちのこ」を食する習慣もあります。また、野菜や果物の実りにミツバチは欠かせない存在ですし、親しみのあるかわいらしいキャラクターとして親しまれたりもしています。

おわりに

むやみやたらに、ハチの巣を駆除しなくても、同じ世界に生きる人間とハチ、うまく共存できるといいなと考える今日このごろです。

〈ピーチ店 H〉